女装を始めたばかりの時に迷うのが「女装用のウィッグ選び」
人生の中で「ウィッグを選ぶ機会」というのはそうそう無いので、「どんなウィッグを買えばいいか分からないよ…」と悩んでしまう人も多いかと思います。(僕もその内の一人)
少しだけ自己紹介をさせて頂くと、僕(ことのは)は女装歴8年の女装男子。
2016年から女装を始めて、これまでたくさんのウィッグを使って女装をしてきた経験があります。
色んなメーカーのウィッグを買って「このメーカーのウィッグは女装にも使いやすい…!!」や「こういう長さや色のウィッグが女装には合うな…!」と自分の中でたくさんのノウハウも蓄積してきました。
今だからこそ、「女装するなら〇〇〇のウィッグを選んだ方が良いな」とすぐに断言できるのですが、最初から「女装に合うウィッグの選び方」を知っておけば、ウィッグにかかるお金も抑えられたのに…という後悔もあります。
今回そんな僕の体験談を元に「女装ウィッグの選び方」を紹介していこうと思います!
今回紹介する女装ウィッグは全て「実際に買ったモノ」だけです!
「室内で使う向けのウィッグ」「女装の外出にも使えるウィッグ」と
アナタの目的に沿ってウィッグを紹介していくので、ぜひ参考にしてみてくださいね!
ことのは
目次
女装ウィッグを選ぶ時に知っておきたい3つのポイント
「メーカー10社のウィッグを徹底比較」を紹介していく前に「女装ウィッグを選ぶときの3つのポイント」を先に紹介しておきます。
黒髪ではなく「ブラウンカラー」を選ぶこと
女装ウィッグを選ぶときによくある失敗が「黒髪ロング」を最初に選んでしまう、というパターン
「黒髪ロングなら無難だろう…」と考えてしまう気持ちも分かるのですが、一旦下記の画像を見てください!
全く「同じ服」を着て撮影した女装写真ですが、黒髪ロングは顔の印象が暗く見えて、全体的に重たく見えますよね。(ウィッグということがバレやすい)
逆に、「茶髪ロング」は顔の印象も明るく見えて、髪のボリュームも軽い感じに見えるので「ウィッグの違和感」を少なく見せることができます。
下記が「黒髪」ではなく「ブラウンカラー」を選ぶ理由のまとめです。
- 顔の印象が暗く見える
- 髪のボリュームが重たく見えるので、ウィッグということがバレやすい
- 「黒髪ロング」と合わせる服を見つけるのが難しい
- 顔の印象が明るく見える
- 髪のボリュームが「重たく見えない」ので、ウィッグということがバレにくい
- 「茶髪ロング」に合う服は多いので、女装服のコーディネートも簡単になる
「ボブヘアーやショートヘアー」ではなく「セミロングやロング」などの髪が長いタイプのウィッグを選ぶこと
ウィッグの「色」が分かったところで、次に知っておきたいのが「ウィッグの長さ」はどれを選ぶべきか?というポイント。
結論から言ってしまうと、「女装で使うウィッグはロングヘアーの方が使いやすい」です。
これも画像で比較しながら解説しますね↓
男性は女性よりも「輪郭や肩幅などがゴツイ」という体格的な特徴があります。
ボブヘアーだと、髪が短いので上記のような「男性っぽい部分」を隠すのがどうしても難しいです。
逆にロングヘアーであれば「輪郭や肩幅」といった、男性っぽい部分を隠せるので「女装の完成度アップ」にも繋がります。
- 「輪郭」や「肩幅」などの男性っぽい部分を隠すことができない
- 「輪郭」や「肩幅」などの男性っぽい部分を隠すことができる
「前髪の自然なウィッグ」を選ぶこと
最後に知っておきたい女装ウィッグを選ぶ際のポイントは「前髪の自然さ」です。
これに関しては「ウィッグを買って、家に届いて実際に見るまでは判断ができない」というの難点どころ。
なので、「ネットで見たときはこのウィッグ良い!」と思って買っても、「実際に届いたら前髪が不自然で微妙な感じだった…」という失敗パターンもありえるのです。
ですが、これから紹介していく「ウィッグメーカー10選を徹底比較」の内容を見れば「前髪が不自然なウィッグ」を回避して、「女装に使えるウィッグ」を選ぶことができるので、ぜひ参考にしてみてくださいね!
「えこひいきな評価」は無しで「前髪の自然さ」に関しても、実際に女装で使って徹底比較していきます!
ことのは
女装で使える「ウィッグメーカー10選」を徹底比較
「前髪」と「毛量」は自分でウィッグをカットする技術があれば、解決できる部分ですが「初めて買ったウィッグをいきなりカットする」のは勇気がいるかと思います。
なので「買った、そのままの状態でも女装に使いやすいウィッグなのか?」をポイントに評価しています!
ことのは
INMAN(インマン)
実際に着用した写真(正面・上から・横・後ろ)
ウィッグの付属品
ウィッグの評価
- 毛量が多い
- ウィッグ特有のツヤ感が強い
- ウィッグの締め付けが強い
※短時間の着用向け
- 買った時点から髪の毛にウェーブがかかっている
- 髪の分け目も値段の割には自然な感じ
評価内容 | 評価点(10点を満点として評価する) |
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前髪の自然さ | 5点 前髪の毛量も多いため、自然な前髪は作りにくい スキばさみなどを使って、前髪薄くする必要アリ |
分け目の自然さ | 7点 値段が安い割には自然な作り |
毛量の多さ | 5点 毛量が多い為、近くで見るとウィッグっぽさが強く見える 室内で女装する分には良いかと |
髪のツヤ感 | 4点 ウィッグ特有の「髪のツヤ感」が見受けられた |
ウィッグの締め付け感 | 3点 ウィッグの締め付けが強い為、長時間の使用は不向き |
コストパフォーマンス (値段に対しての品質) | 6点 毛量が多い、ウィッグ特有ツヤ感がある、ウィッグの締め付け感が強いなど外出女装で使うには難点もあるが 室内女装で使うなら十分なコストパフォーマンスかと思う |
プリシラ(Prisila)
実際に着用した写真(正面・上から・横・後ろ)
ウィッグの付属品
ウィッグの評価
- ウィッグの前髪が長い、前髪の毛量が多い
- 分け目の部分が不自然な作り
- 被る部分が帽子のような作りになっており、長時間ウィッグを被っても頭が痛くならない
評価内容 | 評価点(10点を満点として評価する) |
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前髪の自然さ | 6点 前髪が長く、前髪の毛量が多いため「自然な前髪」を作るの難しい |
分け目の自然さ | 6点 分け目はウィッグっぽい作りになっている ※自然な分け目には見えない |
毛量の多さ | 6点 全体的な毛量は普通だが、前髪の毛量だけ多い |
髪のツヤ感 | 6点 若干、ウィッグ特有のツヤ感がある |
ウィッグの締め付け感 | 10点 他メーカーのウィッグと異なり、ウィッグを被る部分が 帽子のような作りになっている その為か、ウィッグの締め付け感がほとんどなく、長時間の利用でも 頭が痛くならなかった ※下記画像参照 |
コストパフォーマンス (値段に対しての品質) | 7点 難点なのは「前髪」部分。 ここを解消できれば、室内女装・外出女装にも使える優れものウィッグかと思う ※自分でウィッグの前髪を切れる人はオススメかと |
FESHFEN
実際に着用した写真(正面・上から・横・後ろ)
ウィッグの付属品
ウィッグの評価
- 前髪が長すぎる点
- ウィッグのツヤ感が強い
- 髪が横に広がる点(面長男性にオススメ)
評価内容 | 評価点(10点を満点として評価する) |
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前髪の自然さ | 3点 とにかく前髪が長い |
分け目の自然さ | 7点 分け目の作りは自然に見える |
毛量の多さ | 5点 全体的な毛量は多い ウィッグの髪が横に広がりやすいので、 「面長(顔が縦に長い)」な男性にオススメできるかも ※顔全体を丸く見せることができる為 |
髪のツヤ感 | 4点 ウィッグのツヤ感は強め 近くで見たらすぐにウィッグと分かると思う |
ウィッグの締め付け感 | 5点 ウィッグの締め付け感も強め 長時間の使用には不向き |
コストパフォーマンス (値段に対しての品質) | 5点 完全に「室内女装向け」のウィッグ 値段は安い方なので「髪が横に広がりやすいウィッグ」が欲しい人にはオススメかと |
CASEETO(カセエト)
実際に着用した写真(正面・上から・横・後ろ)
ウィッグの付属品
ウィッグの評価
- 前髪が長すぎる点(前髪を分けないといけない)
- 髪が絡まりやすい
- 超ロングヘアの為「できるだけ髪が長いウィッグ」が欲しい人にはオススメできる
評価内容 | 評価点(10点を満点として評価する) |
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前髪の自然さ | 3点 前髪が非常に長い為、分けないといけない |
分け目の自然さ | 5点 分け目の作りはウィッグっぽい ※近くで見ればウィッグと分かるレベル |
毛量の多さ | 5点 多い 超ロングヘアの為か、髪が絡まりやすかった |
髪のツヤ感 | 5点 ウィッグ特有のツヤ感も強い |
ウィッグの締め付け感 | 5点 ウィッグの締め付け感も強い 長時間の使用には向いていない |
コストパフォーマンス (値段に対しての品質) | 4点 値段は安いがオススメはできない ※同じ価格帯のINMANのウィッグの方がオススメ |
エムグランデ
実際に着用した写真(正面・上から・横・後ろ)
ウィッグの付属品
ウィッグの評価
- ウィッグ特有のツヤ感が強い
- ウィッグ本体が重たく感じる
- ウィッグの締め付け感も強い
- 髪がサラサラで絡まりにくい
評価内容 | 評価点(10点を満点として評価する) |
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前髪の自然さ | 6点 前髪は長め 癖が無くストレートなので自然な前髪を作りやすい |
分け目の自然さ | 6点 割と自然な分け目に見える |
毛量の多さ | 5点 多い 長さもあるウィッグなので重量も結構ある |
髪のツヤ感 | 5点 ウィッグ特有のツヤ感は強め |
ウィッグの締め付け感 | 4点 ウィッグ締め付け感も強い 重たく感じるウィッグなので、長時間の使用には不向きかと |
コストパフォーマンス (値段に対しての品質) | 5点 ロングヘアーには珍しく「髪が絡まりにくいウィッグ」だが 総合的に見るとあまりオススメはできない |
リネアストリア
実際に着用した写真(正面・上から・横・後ろ)
ウィッグの付属品
ウィッグの評価
- ウィッグのツヤ感が強い
- 前髪が長い
- 特になし
評価内容 | 評価点(10点を満点として評価する) |
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前髪の自然さ | 5点 前髪は長い ※左右どちらかに分ける必要があり |
分け目の自然さ | 5点 分け目は不自然(ウィッグっぽい) |
毛量の多さ | 6点 若干多め 「ウィッグっぽさ」は他に人から見ると分かりやすいと思う |
髪のツヤ感 | 6点 ウィッグ特有のツヤ感も若干ある |
ウィッグの締め付け感 | 5点 ウィッグの締め付け感も強め 長時間の使用は向いてないかと |
コストパフォーマンス (値段に対しての品質) | 5点 値段は安いが総合的に見るとオススメはできない ※ウィッグっぽい感じが強いため |
AQUADOLL(アクアドール)
実際に着用した写真(正面・上から・横・後ろ)
ウィッグの付属品
ウィッグの評価
- 毛量が若干多い
- 前髪がちょうどいい長さなので、カットしなくても自然に使える
- ウィッグ特有のツヤ感も少ない
評価内容 | 評価点(10点を満点として評価する) |
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前髪の自然さ | 8点 カット(切らなくても)しなくても自然に使える長さ |
分け目の自然さ | 8点 分け目の作りも自然 ※近くで見てもウィッグっぽく見えない |
毛量の多さ | 6点 多い 髪が横に広がりやすいタイプのウィッグ |
髪のツヤ感 | 7点 ウィッグ特有のツヤ感は少なめ |
ウィッグの締め付け感 | 7点 ウィッグの締め付け感は普通 ※半日ぐらいの使用であれば普通に我慢できそう |
コストパフォーマンス (値段に対しての品質) | 7点 お値段は若干張るが、総合的に見ても高品質 |
TefuRe(テフリ)
実際に着用した写真(正面・上から・横・後ろ)
ウィッグの付属品
ウィッグの評価
- ウィッグ特有のツヤ感
- 毛量が多い点
- 前髪の長さがちょうど良い
- 分け目の作りも自然に見える
評価内容 | 評価点(10点を満点として評価する) |
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前髪の自然さ | 8点 前髪の作りは自然に見える 長さもちょうど良い |
分け目の自然さ | 8点 分け目の作りも自然 |
毛量の多さ | 7点 若干多め ロングヘアーだが、サラサラヘアーで絡まりにくい |
髪のツヤ感 | 5点 ウィッグ特有のツヤ感が強い |
ウィッグの締め付け感 | 6点 ウィッグの締め付け感は普通 ※4時間ぐらいの使用なら大丈夫かと |
コストパフォーマンス (値段に対しての品質) | 7点 前髪の作り、分け目の作りが優秀なウィッグ 総合的に見ると値段以上の価値はアリ |
Brightlele(ブライトララ)
実際に着用した写真(正面・上から・横・後ろ)
ウィッグの付属品
ウィッグの評価
- 毛量が多く、絡まりやすい
- ウィッグのツヤ感が強い
- 全体にウェーブがかかっている
- 前髪が短い点(眉を見せたい人にはオススメ)
評価内容 | 評価点(10点を満点として評価する) |
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前髪の自然さ | 7点 前髪は短め(ウェーブもかかっている) ※眉が見える長さなので、眉毛の処理は必須 |
分け目の自然さ | 5点 分け目の作りはウィッグっぽい |
毛量の多さ | 5点 多い ウィッグ全体にウェーブがかかっているので、絡まりやすい |
髪のツヤ感 | 5点 ウィッグ特有のツヤ感も強い |
ウィッグの締め付け感 | 5点 ウィッグの締め付け感も強い |
コストパフォーマンス (値段に対しての品質) | 5点 値段は安い ただ「前髪が短い・全体にウェーブがかかっている」ので この2つの条件のウィッグが欲しい人以外にはオススメできない |
Hawkko
実際に着用した写真(正面・上から・横・後ろ)
ウィッグの付属品
ウィッグの評価
- 前髪がパッツンな点
- ウィッグの締め付け感が強い
- 前髪の長さがちょうどいい感じ
- 分け目の作りが自然に見える
評価内容 | 評価点(10点を満点として評価する) |
---|---|
前髪の自然さ | 6点 長さはちょうど良いが、パッツンなのが残念 |
分け目の自然さ | 7点 分け目の作りは自然に見える |
毛量の多さ | 5点 多い 若干絡まりやすい |
髪のツヤ感 | 5点 ウィッグ特有のツヤ感はある |
ウィッグの締め付け感 | 4点 ウィッグの締め付け感が強い |
コストパフォーマンス (値段に対しての品質) | 5点 分け目の作りは良いが、それ以外の点が総合的に見ると残念 オススメはできない |
女装ウィッグの選び方まとめ
長くなりましたが、女装で使える「ウィッグメーカー10選」を徹底比較は以上になります。
最後に・・・
「結局のところ、どれがオススメなの??」と疑問に思う方に向けて
「価格」「外出女装にも使えるか?」を判断軸に、ウィッグメーカーの分類を作りました!
これから女装ウィッグを選ぶ方はぜひ参考にしてみてくださいね!
※オススメは「アクアドール」のウィッグです。
ことのは